幼少から勉強が苦手で、大学は出たけれど、知識は驚くほど乏しく、頭の切れも良くない。
全ては経験から自分の価値が構成された。
CSか何かで伊丹監督の「大病人」を偶然観た。偶然は重なり主人公は癌患者。
その結の章で全文262文字の「般若心経」が全ては「無」と説いていることに再び触れた。
40歳で突発性難聴、50歳で一型糖尿病、70歳で直腸癌と難病を患い重ねた私には、
今こそこの「般若心経」は心に刺さる。
人はそれぞれの年齢とそこまでのキャリアでどんな知識も諺も捉え方が様々なのは当然。
ほとんどの人々は、歳と共に何かを学び何かを得てきた。
高齢者や老人はそれなりに人生を学び、何かを得ている。
高齢者に敬意を!