変貌する立地創造型大型商業施設

日々の考察

バブル全盛期時代に「立地創造型大型商業施設」という名称が多用されたが、もうこの名詞ご存じない方のほうが多いかもしれない。

バブル期はそれまで何十年も工場や農耕地であったところにいきなり大型複合商業施設(ショッピングセンター)を開発しても、人々は最先端商業拠点として挙って集まった。

しかし今日ではそう甘くなくなった。
同じように郊外の工場跡地に大型複合商業施設を開発しても、立地が悪いとか良い商品が無い等の理由で衰退の一途を辿る施設が多い。

商業は如何なる形態でも、まずアプローチしやすい立地で、駐車場も駐輪場も十分あり、かつそこで提供されているサービスや商品と、それぞれの適切な価格がお客様から支持されるという条件を満たす必要が必須となった。