「日残りて 暮るるに今だ遠し」

日々の考察

地上波TV崇拝世代の私には未だにわざわざ有線TVで
昔の時代劇再々放送を観るのが趣味となっている。
時代劇は老人のテキスト。

「日残りて」は老齢に関係なく大切な友人知人と繋がり続け、
しかも引退宣言や死亡しなければ、それまでの「役割」は引き続き求められる事。
「暮るる」とはこの世を去る事。

人には様々な老後がある。
健常だった人も歳を重ねれば軽くない病も出る。
陽が射す如く活躍の人には、人の繋がりも社会での役割も永く求められる。
簡単には死んでられない。

人生を計画通り、世間の傾向通りに展開させ続ける事も良い人生の過ごし方。
一方で周りの人々や社会に必要とされる限り現役の延長線上を老後も続ける人生の過ごし方も良し。